ときどき、別人。
うちの母親も、うちの夫も、ときどき別の人のような顔になる。
理由はわからない。
母親は一度見知らぬ様子が大きかった。
今でも時々様子が変わる、夫は一度ふとそう思ったきり変わらない。
母の今日の顔は「わたしの彼は左きき」の時の顔。
一つの方法はこちら、もう一つの方法は本当に違う人。
母は本当に違う人で、夫は星をのんだ少年かもしれない。
妊娠してお腹に子どもができると、本当の肉親やつながりが分かる気がする。